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小型圧力センサ「AT7シリーズ」の量産を開始

2024年04月22日
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フジクラ
 株式会社フジクラ(取締役社長CEO:岡田直樹)は、5月から、世界最小クラスのゲージ圧高精度センサ「AT7シリーズ」の量産を開始いたします。
 新製品の「AT7シリーズ」では、パッケージサイズを4mm×4mmまで小型化したほか、オリジナル形状の内折れリードを採用しました。これにより、従来の当社圧力センサで最小だった「AGシリーズ」と比較して、基板上の実装占有面積を72%減らすことに成功しました。

世界最小クラスのゲージ圧高精度センサ「AT7シリーズ」
 【ポイント】
 ・パッケージサイズ4mm×4mmに加え、内折れリードの採用で更なる小型化を実現
 ・従来最小だった当社製品「AGシリーズ」と比較して専有面積を72%低減
 ・小型形状ながら幅広い用途に適用可能
 ・高分解能ながら、高速サンプリングを実現

 今回、量産を開始する「AT7シリーズ」は、25kPa〜1000kPaの圧力レンジに幅広く対応でき、デジタル出力(I2C)※1によって、圧力信号を高速でマイクロプロセッサに出力できる特長を持っています。
 このため、圧力変化を的確に捉えられる、信頼性の高い小型アプリケーションの開発を可能にします。
 また、アナログ信号をデジタル信号に変換する必要がないため、アプリケーションの開発や生産コスト削減にも貢献します。

 近年、圧力センサは、様々な機器に搭載されるケースが増加しています。
 「AT7シリーズ」は小型形状ながら、幅広い温度範囲で信頼度の高い圧力精度を持つことから、一般消費者をターゲットにした製品や、医療機器、産業機器などの様々なアプリケーションに適用することができます。
 当社は今後も高性能圧力センサの小型化など独自の技術を活かして魅力的なアプリケーション開発に貢献すると同時に、圧力センサを搭載する製品の小型化・軽量化によるCO2排
出量や梱包資材の削減に貢献してまいります。

実装面積比較
「AT7シリーズ」を米粒と比較

注):I2CはNXP Semiconductors社の商標です。

※1 デジタル出力(I2C)
NXP Semiconductors社が開発した通信方法。クロックと呼ばれるタイミング情報に合わせてデジタル信号を送受信することで、周辺デバイスと効率よく正確なデジタル信号を高速で通信する方式。
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