PR TIMES プレスリリース

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バレエダンサーを多く描いた“現代のドガ”。ロバート・ハインデルが美術を手掛けたバレエが日本初演。小泉八雲「雪女」を題材にした世界初演作も。

2024年01月30日
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公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団
英国バレエ界を牽引する振付家デヴィッド・ビントレーによる3作品上演の公演『オール・ビントレー』が、3月16日(土)、17日(日)に新国立劇場中劇場で開催される。


The Dance House (C)Robert Heindel 2024
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の芸術監督を24年間務め、英国のみならず世界の名だたるバレエ団に作品を提供している名振付家デヴィッド・ビントレー。日本では、2010〜14年新国立劇場舞踊芸術監督としても知られるビントレー氏による3つの作品を上演する特別公演『ALL BINTLEY(オール・ビントレー)』が、3/16(土),17(日)に新国立劇場 中劇場にて開催されます。主催はスターダンサーズ・バレエ団(東京都港区)。


“現代のドガ” ロバート・ハインデルの美術によるバレエ「The Dance House」

ロバート・ハインデルは、1980年代以降多くのバレエダンサーを描き、“現代のドガ”とも評されたアメリカを代表するアーティスト。スタジオでのひたむきなダンサーの姿を捉えた数々の名作を生み出し、ダイアナ妃や高円宮殿下が愛した画家としても知られています。


ロバート・ハインデルによる衣裳デザイン画 (C)Robert Heindel 2024今回『オール・ビントレー』で上演される「The Dance House」は、中世ドイツの “死の舞踏”からインスピレーションを受け、親しい友人の死への哀歌としてビントレーが振り付けたバレエ。
ビントレーは、本作のセットと衣裳のデザインを友人であるロバート・ハインデルに依頼。1995年にサンフランシスコ・バレエ団で初演され、日本での上演は今回が初めてとなります。
まるで絵画に命を吹き込まれたかのように躍動するダンサーの舞は必見です。







左:The Dance House (Photo by Roy Smiljanic)  右:The Dance House (C)Robert Heindel 2024

The Dance House (Photo by Roy Smiljanic)バーミンガム・ロイヤル・バレエ団


小泉八雲原作の世界初演作「雪女」も上演。リハーサル映像初公開!

また本公演では、デヴィッド・ビントレーがスターダンサーズ・バレエ団のために創り上げる世界初演作「雪女」も上演されます。


衣裳デザイン(雪女)(C)Dick Bird振付家のデヴィッド・ビントレーは、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団芸術監督を務める傍ら、2010〜14年には新国立劇場舞踊芸術監督を兼任。日本と英国を行き来する生活を送る中で、小泉八雲の物語「雪女」に出会い、その物語がストラヴィンスキーのバレエ「妖精の接吻」と似ていたことに驚いたといいます。そこから着想を得て、「雪女」のバレエ化を決定。
雪女と巳之吉(みのきち)の間の恐ろしくも切ない出来事を描いたバレエが誕生します。

世界の舞台芸術界で活躍する英国人デザイナー、ディック・バードが手掛ける舞台装置・衣裳も注目です。